マカロニえんぴつの新EPに収録されてる曲。
ジャケットは、深い青色に浮かぶタンポポ(と思われる)綿毛の写真。
「どこまでもフワッと飛んでいける魂」「風になれたり、綿毛になって飛んでいける軽さ」「重さをほぐしたい」
この曲についてのいろんなインタビューを読んで、そんなニュアンスの言葉ではっとりさんが語っていた。
私はこの曲を初めて聴いたとき「車に乗りながら聴いたら気持ち良さそう」と思ったし、口ずさみたいと思った。そして同時に、自分の魂の重さを実感した。
この曲の軽さを、自分は持ち合わせていない。いや忘れてるだけなのかもしれない。本当は飛びたがっているのに、自分に重石をつけてるのかもしれない。
なんにせよ、晴れ渡ってる青空を見上げて飛びたいと願いながら地べたに座ってる自分の姿を改めて確認してしまった。
(文面の字面からして既に重い!笑)
トマソンの歌詞を読んだときも思ったんですけど、
「トマソンあんたは誰?」ていう問いに対して
「暇つぶしの神様ダ!」「粘土だよ、いやチョコレイトだヨ」
って返答にいい意味ですごく肩透かしをくらったというか、「いったいどういう意味なんだ…はっとりさんは何を考えているんだ…わかんない…(悩)」って一瞬でも重く考えてた自分が馬鹿らしくなっちゃった。
「別に何でもいいじゃないか。というか何にでもなれるし自由ってことだよな。曲自体もいきなりレゲエになってるし、何でもいいよな」って。笑
あと、ヤングアダルトがどんどん優しくなってきてるなって感じてて。
最初から優しい曲だと思ってるんですが、発売当初のヒリヒリ感から、どんどん優しく包み込まれるような感覚になってるというか。(配信ライブで何度か聴くうちに実感して、先日の札幌ライブでより実感した)
何が言いたいかっていうと、マカロニ自体がどんどん軽やかさを増していて、そういう生き様を体現して見せてくれてる気がします。
今のマカロニは私の憧れです。この前、札幌ライブ見てそう思いました。
マカロニはうずくまってる私を見守ってくれる存在でもあり、すこし先をフワッと気持ちよさそうに進んでる存在でもあるなと思いました。
要は、楽しそうにしてるマカロニえんぴつを見て私もそうなりたいな!って思ったっていう話です。
何かで紹介されてたんですけど、「落ち込んだときは嘘でもいいから笑ってみて、笑顔を作ると脳みそが騙されて心が明るくなる」みたいなことが書かれてて、試しにやってみたんですけど全然わたしには効果なくて。
(私が強情で頑固で偏屈だからかも。笑)
歌を口ずさんでいる方が私には合ってるみたいです。
たましいの居場所を繰り返し歌ってると、心の底に押し込めてた悲しみが顔を出して、涙になって風にのって飛んでいって軽くなって、結果自然に笑顔になれる感じがするんですよ。
ありがとうございます。いい薬です。