いまずっとマカロニえんぴつの新曲『なんでもないよ、』を聴いてる。今日は火曜日で、このあと深夜1時にキンプレ(マカロニがパーソナリティのラジオ番組)があるから仮眠したいんだけど、なんか自分の中にいろいろ想いが溜まってきて吐き出さないと眠れそうにない。
マカロニえんぴつは、いつもライブの観客に対して「あなた」って呼びかける。「あなた達」ではなくて「あなた」。「大勢の皆さん」ではなくて、「無数のひとりひとり」に対して語りかけてくれる。
それは家族でも、近しい友達でも入ってこれないような、パーソナルスペースの中にまで届いてくる。
(SUPERBEAVER、SaucyDogもライブでそう語りかけてくれた。マカロニえんぴつとはまた違う、ビーバーはビーバーの、サウシーはサウシーの響きで。)
『なんでもないよ、』を聴いていると、「マカロニえんぴつと私の一対一の関係」を強く感じるし、語りかけてくれているんだ、と感じる。
マカロニえんぴつのライブ会場に行くとそういう一対一の関係が観客の数だけ無数に存在しているのが分かって、それだけで感動した。
マカロニとどんな心の関係を結んでいるのかはそれぞれ違うし、観客ひとりひとり抱えている想いもバックボーンも違うけど、ライブ会場にいるとそれらが一旦全てそこの空間に放出されて、混ざりあって響きあって溶けあって、そこにいる全員がまた新しく生まれた何か(もしくは既にあったけど改めて確かめあったもの)を手にとって持ち帰る…みたいな、
言葉にするとそんな感覚をマカロニのライブで味わった。
みんなそれぞれの色があって、ひとつとして同じ色は無い。だから混ざりあった時に新しい色が生まれる。
あなたはあなたであって、他の誰かと一緒にするような「あなた達」ていう括り方はしない。
あなたの物語はあなたのものだ。
ひとりひとり違う物語を持ち寄って、それらが重なり合うからライブって素晴らしいんだ。
……ってなことを思いました終わり!!