サリーのほら穴

いちマカロッカーがひとりごとを綴るブログ

(ネタバレ含むかも)映画PERFECT DAYS観てきた

映画観たあとにスマホに書き残したメモ、ひとまずそのまま載せてみる。

 

……………………………

いまはいま、今度は今度

私はどっちの世界にいるの?


川、海へ続く
川と海の混じり合う部分


変わらないなんてそんなはずはない


フィルムに日々を焼き付ける


影と影を重ねる


二つの世界は交わらないの?


交わらなくても触れることはできる、同じ空間と時間に存在している


影が重なりあう


変わらないなんてそんなはずない


住む世界が違う同士が触れ合う瞬間、影が重なり合う瞬間


平山さんと接して何か(自分と共鳴するもの)を見つけて持ち帰る、カセットテープや本


平山さんはきちんとしてる人


泣き笑い


この生活を自ら選んだのか、選ばざるを得なかったのか


木漏れ日の中に何をみるか
木漏れ日の一瞬をおさめる、シャッターを切る


平山さんが手放したもの、手にしたもの
彼が何に傷ついたのか

…………………………………

 

PERFECTDAYS、2回観たのですが、「変わらないなんてそんなはずない」って2回メモってますね…

 

毎日がルーティーンの日々のようでいて、実は一瞬一瞬違っている。同じ日なんてない。過ぎ去った今この瞬間は二度と戻らない。平山さんがカメラで撮り続けている何枚もの木漏れ日の写真は、そういうことを表しているんだと思う。

 

 

「この世界は繋がっているようでいて、実は繋がってない」「あの人とは住む世界が違う」というニュアンスのセリフがあった。

私は今まで何となく「考え方や生きる環境が違っても同じ空間に存在したり会話したりできるなら、それは世界が繋がってるってことじゃないか」って考えを持っていたんですけど、まぁ確かに「この人とは住む世界が違うなぁ、、」って思うこともある。

だいぶ前の自分のブログに「極夜の北極と自分は断絶されているようで確かに繋がっている」というようなことを書きました。地球という括りでは繋がっていると言えるけど、まぁ冷静に考えたら極夜の北極に私が行くことはほぼ無い。断絶されているといえばされている。私がいま生きている世界とはまったく違う世界。

けど、違う世界で生きるもの同士がたまたま隣りあって、混じり合いはしなくても触れ合うことはあるんじゃないかって思ってる。世界と世界が触れ合って、影と影が重なっても濃くはならないかもしれないけど、触れ合った部分から瞬間的にでも何かが生まれるかもしれないんじゃないか、って。生まれたものは自分を揺らすざわめきかもしれないけど。

 

最後のシーン、平山さんの表情、何とも言えない気持ちになった。

パーフェクトデイズ。完璧な日々。満ち足りた日々?いや、きっと時々欠けたりほころびたり、それを修復したりしながら生きていく日々。みたいな。

 

自分はどうだろう?って考える。私は木漏れ日の中に何を見てるのかな。

 

観て良かった映画でした。

 

追記・平山さんが通ってる浅草界隈、ちょうど私がこの前東京旅行でキャリーケース持ちながらウロチョロ道に迷ってたところだったので、なんか嬉しかったです。

 

 

 

 

GRAPEVINEとマカロニえんぴつ④

GRAPEVINEの感想を。

セトリ
1.Alright
2.Ready to get started?
3.NOS
4.Ophelia
5.The Long Bright Dark 
6.ねずみ浄土
7.アマテラス
8. SEX
9.雀の子
10.実はもう熟れ
11.それは永遠
12.Ub (You bet on it)
アンコール
13.光について w/ はっとり
14.B.D.S.

 

GRAPEVINEの色気はんぱなかったです、、、

うまく言えないんですが、聴いててめちゃくちゃ「うわ、うわわわわ…」ってなるんですよね、何かが刺激されまくるというか。アマテラスあたりで完全に私はどこか飛んでいったというか蒸発しました。

Twitterにも書いた気がするんですが、決してものすごく早いテンポの曲は無いのに内側からものすごい焚き付けられて、すごく熱くなりました…

 

光についてw/はっとりマン

このすばらしい曲を聴けたことがもう嬉しすぎた。(はっとりマン、ていう呼び方は田中さんがしてました。笑)

まっすぐ客席方向を見つめて歌うはっとりさんを、横から優しい眼差しで見つめる田中さん……

来て良かった〜〜〜〜〜!涙

私はギター詳しくないんですが、田中さんのギターと同じ形のギター携えて、田中さんと並び立って歌うはっとりさん、良かったな………

 

サポートメンバーの高野さんがテルミン(楽器)操ってるのを見て、いつかだいちゃんも使ってくれないかな、などと思いました。

 

今回の遠征楽しかったな!

思い出巡り、観光も出来たし、感覚的には遠征というより旅行だった。

 

またどこかに行きたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GRAPEVINEとマカロニえんぴつ③

②のつづき

ライブ直後の熱々ほやほやな感想はけっこうTwitterに書いた気がするので、今思い返して浮かんでくる感想を書きます。

 

この日のはっとりさん、どこかワイルドな雰囲気だなぁと感じた(インスタの写真確認したらちょっと髭はえてた!目視で気づけなかったのが悔やまれる)

大ちゃんの手さばき結構見れて満足。

よっちゃんはこの日も笑顔すてきだった。

賢也さんはこの日とても間近で見れたこともあって、魅了されまくりでした。

 

話変わりますが、ライブ前に世田谷区の下北沢〜新代田〜東松原あたりをぶらぶら散歩してきまして。この辺りは以前の私の生活圏だったのです。当時、正直楽しい思い出はほぼ無かった。行こうかどうか迷ったんですが、嫌だと思ったらすぐ立ち去ればいいし、つぎいつ東京に来れるかわからないので、行くことにしました。

下北沢、街を作りかえる工事が進んでいた。ピーコック(スーパーの名前)だけ分かった。新代田、当時住んでたときは怖くて入れなかったお店に今こそ行ってみたい!と思ったらお店無くなってた。通い慣れていたはずの道で迷った。東松原の商店街は面影があった。東松原公園近くのケーキ屋さん、親しみやすくて優しい雰囲気はそのままだった。焼菓子を買って公園で食べた。

なんで私ここに散歩しにきたのかなぁ、と考えた。かつての嫌な思い出に浸りたかったのかもしれない。当時のことを思い出して、自分の中の残りカスみたいな恨みの気持ちを燃やしたかったのかな、とか。でも実際来てみたらだいぶ街並みが変わっていて知らない街になっていて、拍子抜けした。

変わってくれていて良かったと思った。変わってないのは自分だけだったんだ、と自覚したらちょっと気が抜けた。自分の中の要らないものを握りしめてる必要はないな、これで心置きなく捨てられる。

散歩しながら、はっとりさんが過去のPMで言っていた「何度でもさよならしましょう」っていう言葉を思い出していた。当時は意味が飲み込めなくて「何度もさよならするってことは、何度でも出会い直せるってこと」と咀嚼して自分に落とし込んだ。けど今回の散歩ではっきり「あ、何度でもさよならしようってこういうことか」ってすごく腑に落ちた。

嫌な思い出や記憶は、いちど捨てたつもりでも思いもよらず蘇ってくることがある。そしたら何度もさよならすれば良い、さよならを言おうって思いました。完全に消し去ることは無理だとしても。

 

この日のライブで聴いたヤングアダルト、「世田谷ヤングルーザー」、特に沁みました。この日東京に来て本当によかった。

(この感想を言いたいがための長い前置きでした。)

 


④につづく

GRAPEVINEとマカロニえんぴつ②

先に出てきたのはマカロニえんぴつでした!

1.愛の波
2.レモンパイ
3.たましいの居場所
4.君を待つ間 (GRAPEVINEのカバー)
5.恋人ごっこ
6.はしりがき
7.リンジュー・ラヴ
8.悲しみはバスに乗って
9.ヤングアダルト
10.STAY with ME
11.ハートロッカー
12.洗濯機と君とラヂオ
13.星が泳ぐ
14.なんでもないよ、

 

今回私は1階スタンディングの前から3列目くらい、左端のスピーカー前にいたので、賢也さんがめっちゃ目の前でした!最近のライブでは割と賢也さんから遠ざかった位置だったのでこれは嬉しい!というかここまで賢也さんに近いの初めてだなぁ。

私はけっこう賢也さんの動きに合わせてリズムとることが多いんですが、初っ端の愛の波から賢也さんと一緒に始動できた感じがして楽しかったです!

手元の細かい動きも良く見えたし、リンジュー・ラヴのシンセベース弾くときの後ろ姿も見れたし。(この時の佇まい好きなんですが、もっと好きになった)(ライブ後のインスタストーリーで、賢也さんに背負われてるベースが鬱血しそうってはっとりさんに言われてて笑った)

 

カッコよくて痺れたのが、バインカバーのベース始まりの曲【君を待つ間】でしたね…観客側はなんの曲がくるか分からなくてドキドキしてるじゃないですか。そこでいきなり眼前でイントロのベースの低くて太い音鳴ったらもう堪らないですよね。ハート一気に持ってかれました。

 

あとね、賢也さんフロアに向かってめっちゃニコニコしてました!めっちゃ楽しそうな表情!こんなのこっちも余計笑顔になるよね。目何回か合った。間違いない。

 

余談ですが、ライブ後FFさんに「サリちゃんはメンバーの中で誰が好きなの?」って訊かれまして。私は「やっぱりはっとりさん」って答えたんですけど(マカロニを好きになったいちばんのきっかけなので)、でもライブとなると全員を見たいんですよね。全員かっこいいしそれぞれ見たい瞬間がたくさんあるから。

目が二つしかないのが悔やまれる、、、

 

今回のブログは、曲一曲ずつじゃなくて、印象に強く残ったことを中心に書いていこうと思います。

 

③へつづく

 

 

 

 

 

GRAPEVINEとマカロニえんぴつ①

2023年11月28日(火)、ZeppHanedaで行われたGRAPEVINEとマカロニえんぴつの2マンライブに行ってきました!

どうしても行きたかったライブ。

 

きっかけは4年前、横浜でこの2組の2マンライブがあって、そこでマカロニがカバーしていたバインの曲【光について】を聴いたこと。

(私はライブに行ったわけではなくて、はっとりさんのインスタか何かでそのカバーを聴いた)

「なんてカッコいい曲なんだ」と感動して、いつかまたライブでこの2組が共演するなら行ってみたい、と思っていた。

 

私は90年代育ちなので、バインのことはずっと前から名前は知っていた。けれどずっと聴かずじまいだった。

くるりもそうなんですけど、マカロニを通じてちゃんと出会えたということがとても嬉しいです。

 

今年の4月のZeppSapporoでくるりとマカロニの対バンライブがあったんですけど、その時のライブの雰囲気がすごく良かったのと、あとマカロニメンバーもいち観客・いち音楽ファンとしてくるりのライブを見ていて、私も同じライブを見ているっていうのが、なんか堪らなく嬉しかったんですよねー!!!(声を大にして言いたい)くるりメンバーもマカロニのライブを見ていて。なんかハッピーな音楽の時間と空間を共に過ごせた感じが本当に特別な感じがして、忘れ難くて。

 

バインとマカロニも、互いへの想いが通ってる同士なのではないかと思ってて、きっと素敵なライブになるに違いないと思ってたので、本当に行きたかったんです。

 

今回のライブに連番に誘ってくれたFFさんがいて、本当に感謝しています。ライブも隣で見れて本当に楽しかった。

 

前置き長くなりました(いつものこと)

②へつづく

 

2023・冬至(ちょっと過ぎた)

22日の冬至の日、ブログ書こうと思ってたんですけどね…そのときから既に体調少し悪くて、次の日熱出て、その次の日(つまり本日クリスマス)、インフル感染判明いたしました。泣。メリー苦シミマス。(古めのギャグ)もらって嬉しくないプレゼント。

 

薬のんで寝るしかないので、ひたすら寝ています。身体から苔生えそう。元々そんな活発なほうでもないけども。

けどお陰でたまりにたまってたライブの感想やっと書けた……不幸中の幸い(?)

 

そういえば春からフィットネスに通い始めたと以前書きましたが、続けられてます。最初は結構ゆるやかながらも順調に結果が出ていたのですが、途中から停滞しはじめました。そこで1ヶ月くらい前から家でもできる運動プランに切り替えたところ、これが結構良い感じで、これは良いぞ〜と思っていたところインフルで寝込みまして、一気に筋肉しぼんだ気がしてます。泣

最近調子に乗って暴飲暴食だったかも。元々胃腸そんな強くないのに。

 

近況はこんな感じです。

冬至も過ぎたし、少しずつまた日が長くなっていくのが楽しみです。

 

次はバインとマカロニの2マンライブの感想書こう

20231014真駒内アリーナ⑤

④のつづき。

 

20.悲しみはバスに乗って

この曲の持つ冷静と情熱のさじ加減がとても好きというか感動しているんですが、生で聴くとその熱のこもり具合にいっそう感動してしまいました。悲劇は金になるから、の部分の一瞬の激情のほとばしりとか。聴いてて血が熱くなる感じ。でもそんな我々を乗せてバスは淡々と走っていくという。

原曲はフェードアウトだけど、ライブの締めくくり方はライブでしか聴けない!

ありふれた日、ありあまる日、ありきたりな幸せ…の後の演奏大好き。日々は続いていくんだということを、言葉で語らずとも演奏が語ってくれてる感じがして。(最後は希望を感じさせる締め方)

またライブで聴きたいなぁ。ツアーが終わってもまた別のライブで聴けたらいいな。

 

本編おわり、アンコール。

ずっと立って大声でアンコール呼び掛けてる少年(青年?)がいた。メンバーが再登場したあと、はっとりさんが彼にありがとね、と語りかけていた。「彼は全てをいまここに置いていってくれました」と。私も全部置いていけるようになりたい。

 

EN1.ヤングアダルト

「札幌ヤングルーザー」って歌ってくれたの初めてでは!?ライジングのときは「北海道ヤングルーザー」だったけれども!なんだかまたひとつ、マカロニえんぴつと仲良くなれたようなそんな嬉しさがある。

(そしていつか函館ヤングルーザーと歌ってくれる日をいつまでも待っている函館市民は私です)

聴くたびに優しさが増してる歌だなぁって思う。

 

EN2.ミスター・ブルースカイ

みっちゃんの前奏のドラムが聴こえた瞬間感極まった。一気に心の中に風景が広がる。マカロッカーの皆さんはこの曲聴いてどんな空を思い浮かべるのかな。私はライジングサンの空です。

 

書いてて改めて思ったけど、この2曲アンコールってすごくないですか!?vol.14はヤングアダルトの日とミスター・ブルースカイの日と分かれてましたよね?

マカロニえんぴつのアリーナツアー、たくさんたくさん楽しみました…!

泣くよりも笑ったりびっくりしたりすることが多かったな!!笑

 

…賢也さんのこと全然書いてなかった(失態)

・賢也さんの長ーーーーーいあいさつ(ライブ毎に更に長くなるらしい(挨拶は声おっきかったのに、その後のしゃべりはボソボソしてて面白かったです。笑)

・「暗い色の服着てます、影のリーダーです」ってはっとりさんに言われてた

・演奏はいわずもがな…かっこよかったです…!!(ベースに関する語彙力が無さすぎる)

 

 

ライブ後はマカロッカーの皆さんと打ち上げして、ライブの感想やいろんな話を語ったあと、札幌に泊まらず高速バスで帰りました。

 

バスに揺られてる最中、余韻に浸りながらちょっとセンチメンタルになってました。

地元であくせく働いてる自分がいて、ライブ会場でマカロニとマカロッカーと共に過ごす自分がいて。それぞれの場所にはちゃんとやることがあって目的があるけど、いまこうやってバスに揺られて移動中の状態って、ある意味すごく不安定だな〜って思って。どこにも属してないかんじ。ちゃんと目的の場所にたどり着けるのだろうか?っていう少しの不安もある。

 

でも不安定だからこそ、どこにも属してないからこそ、しがらみから離れて自由に想いを巡らせることも出来る。もしかしたら移動中、ひとりゆらゆらしてる私こそ、私の核の部分かもしれないなって思うこともある。

(追記・なんだか【たましいの居場所】のジャケットの綿毛みたいだなって思った)

 

地元には朝5時台に着いて、帰ってシャワー浴びてすぐ寝ようとしたんですが、興奮してたのか昼近くまで全然眠れなかったです。笑

 

 

まこアリ(真駒内アリーナ)感想ここで終わります。ありがとうございました!

 

(ライブ終わってから時間経ちすぎ。もっと書きやすいやりかた考えよう、、、)