サリーのほら穴

いちマカロッカーがひとりごとを綴るブログ

スウェ〜デンには行かない

ドラマ『波よ聞いてくれ』の主人公・鼓田ミナレの劇中での叫びが熱かった。思わず録画見ながらセリフをメモった。

 

「毎日毎日罪悪感と後悔まみれだけど後悔したことを後悔してない、過去を浄化したいわけでもない、罪と後悔を背負って生きる、スウェ〜デンには行かない、私は鼓田ミナレだ」

※ざっくりニュアンスです

 

スウェ〜デン、というのは、怪しい霊媒師風の女性のありがたい御言葉の中にでてくるのですが、あたかも「スウェ〜デンに行けば貴方は今まで背負った人生の穢れを浄化できます」というようなことをミナレに言ってきまして。

その言葉を受けて、ミナレの冒頭の叫びに繋がったわけです。

 

※「スウェーデン」ではなく「スウェ〜デン」と書いてるのは、霊媒師の発音が実際そういう風に聴こえるし、実際の国のスウェーデンではなくユートピア的なニュアンスのスウェ〜デンって感じがしたので。

 

ミナレは自分のことを情けなく感じたとしてもそんな自分自身に誇りを持ってる人なんだとハッキリ分かったし、劇中のフィクションのセリフだけどミナレの生き様を画面越しに思いっきり叩きつけられた。

 

スウェ〜デンに行きさえすれば、自分が綺麗に浄化されて真人間になれます。今までの罪やら後悔やら何やらが全てリセットされて、あとは自動的に幸せになれます。

 

……なんてそんな訳ない。スウェ〜デンの部分を、お金でも富でも優れた容姿でも才能でも地位でも資格でも他のものに置き換えても何でもいいと思うんだけど、これさえ手に入ればオールオッケーなんて、そんな訳ないんだ。手に入れてからが肝心なのに。スウェ〜〜デンに行ってからどう生きるかが問題なのに。捨てようと思ったって捨てられないんだよ、既に自分の身体と一体化してるんだからもう引き剥がせないんだよ。浄化なんて諦めなさい、諦めたら普通にスウェーデン旅行楽しめるかもよ。

(追記・最後書いてて訳わからんと思ったけど、一応自分の中では腑に落ちてる)

 

…という、ミナレに叱咤激励された話でした。

明日休日だからゆっくり第2話みよう。おやすみなさい。